よくある質問


トロコイドポンプってどんなポンプですか


トロコイドポンプの概要
トロコイドポンプは内歯車(アウターロータ)とその内側に納まる外歯車(インナーロータ)とが噛み合って回転する内接歯車型ポンプであり、歯形がトロコイド曲線によって成形されていますのでその曲線の学名をとり、トロコイドポンプと称したもので、NOPの登録済み名称です。

トロコイドポンプはアウターロータを収容できる円形の穴を持ったケーシングと、アウター・インナー両ロータ,シャフトおよび軸受その他からなっており、シャフトはインナーロータの中心にあり、インナーロータの中心とアウターロータの中心とはある一定の偏心になっています。インナーロータが回転すると、アウターロータは同一方向に若干の遅れをもって駆動されます。回転につれて両者の距離の短いところでは、インナーの山とアウターの谷が噛み合いますが、距離の遠い方ではインナーの歯が一枚少ないため、アウターとの間に形成される空間は、広がったり縮まったりしてポンプ作用をなし、液体を強制的に吸い込み、吐出します。